軽い事故なら請求しないほうがいい?
「じゃあ、車をちょっとぶつけちゃったとか、車庫入れのときに少しこすったとか、軽微な事故の場合、保険金の請求はできるの?」
もちろん、事故の程度を問わず、契約している保険が補償できる範囲で保険金を請求することができます。ただ、いつでも請求したほうがトクとは限りませんけどねー。
「えっ、どういうこと?」
事故を起こすたびに、だんだん条件が不利になっていくんですよ。保険会社だって、誰にでも気前良く払っていたら破産してしまいますから、事故をしょっちゅう起こすような人は、保険料が高くなってしまうんです。
「えーっ!実はさっきちょっとこすっちゃったんだけど…」
等級が下がるのが嫌だったら、ガマンするか自腹で直すかしたほうがいいかもしれませんね。
「とうきゅうってなぁに?」
おや、等級をご存知ない。等級はドライバーの優良レベル。保険料の支払いに大きく関係してくるんですよ。次で説明しましょうか。
事故を起こすと等級が下がる
“等級”というのは、ドライバーの優良度をはかる尺度です。無事故無違反に近ければ近いほど優良ドライバーというわけです。
事故を起こして保険を使うと、1回につき3等級下がります。等級が下がると保険料が高くなってしまいます。この3ランクダウンを元に戻すのには、3年以上もかかってしまうんです!
「ええーーっ!さ、3年も…」
ですから、軽微な事故で、請求も小額の場合は、保険を使わないほうがトクかもしれません。保険を使う前に、契約している保険会社に相談しましょうね。
「知らなかった…」
まあそんなに落ち込まないで。次は保険料を安くおさえる方法をお教えしましょう!
保険料を安くおさえる方法
「車買うのにお金使っちゃったから、保険にあんまりお金かけたくないんだよね…」
…ゾウ君、あなたフェラーリ買っちゃうようなボンボンのくせして意外とセコいですねぇ。保険に入っておかないと、いざというとき大変ですよ。事故内容によっては、とても個人では払いきれないような金額を負担することになるかもしれません。
「それはわかるけど、なるべく安くおさえる方法はないの?」
しょうがないですねぇ。お教えしましょう。ズバリ、保険料を安くする方法!
・事故を起こさないで安くする
・リスクを限定して安くする
・免責金額を設定して安くする
・安全な車に乗って安くする
この4つです。早速次のページからひとつずつご説明しますぞ。
事故を起こさないで安くする
「事故を起こすと、等級が下がって保険料が高くなっちゃうんだったよね」
そういうことです。保険料を安くおさえる王道は、とにかく無事故で運転すること!
「でも、保険を使わないんだと、かけ金がもったいなくない?」
まぁまぁそう言わず。事故なんて起こさないに越したことはないでしょうに。それに、何年かすれば驚くほど安くなりますよ。
5年間無事故・無違反で運転すると、“ゴールド免許”がもらえます。これは優良ドライバーとしての国のお墨付きということで、ゴールド免許割り引きをする会社も多いんですよ、。
等級に関しては、別ページに表を作りました。
車両保険には4通りの入り方があります。(車両保険の種類)
・リスクを限定して安くおさえる方法
「でも、保険料を安くしたせいで、もらえる保障金額も安くなったら困るゾウ?」
心配ご無用。リスク細分型自動車保険で、細かく設定すれば、保障内容はそのままでも安く仕上げられますよ。
リスク細分型というのは、車種や年齢、使用目的、地域などを細かく限定することによって算出する方法。
例えば、年齢では
1.全年齢
2.21歳以上
3.26歳以上
4.30歳以上
に分かれていまして、このうち4の30歳以上がいちばん割安でお得です。
「え…ボク20歳なんだけど…」
じゃあ全年齢で入るしかありませんね。ここを安くするためには歳をとるしかありません。
「えーっ!」
キキキ…。でも年齢以外の条件でも、自分にとって不要な部分を切り捨てたり、自分があてはまるところだけを選んで安くすることが出来ます。
例えば、運転者を家族に限定するとか。ただしその場合、家族以外が事故を起こしても、保障してもらえないので注意してください。
免責金額を設定して安くおさえる方法
免責金額とは、事故にあった場合に「免責金額」の上限までは自腹を切り、それを超えた分について保険会社に請求するというものです。
「具体的にはどんなかんじ?」 はい。免責金額5万円で設定しているゾウ君が、事故を起こして修理費が8万円だったとします。
免責金額の5万円まではゾウ君が自己負担して、保険会社からは残りの3万円が支払われます。
「それでどうやって安くするの?」
保険料を安くするポイントは、基本的に保険会社に優しくすることです。この場合、免責金額を高めに設定する。たとえば10万とか15万とかにすれば、保険料は安くなります。
「その代わり、事故を起こしたら10万15万と自腹を切らなきゃいけないんだね」
そういうことです。逆に免責金額をゼロにすれば、全額保障してもらえるかわりに保険料はぐっと高くなります。
安全な車に乗って安くする
ゾウ君の車にはエアバッグはついてますよね。
「うん、エアバッグもABSもついてるよ。」
実はそれらも保険料を安くするポイントなのです。保障は、車の損害やケガの治療費に対して支払われるものですから、事故を起こしにくい、怪我をしにくい、安全な車だと保険料が下がるんです。
「へ〜っ。なるほど。他にはどんな装備があるといいの?」
そうですね。エアバッグ、ABS、他には衝突安全ボディ、横滑り防止装置、盗難防止装置、などですね。
「全部ついてるゾウ!」
良かったですねぇ。ちなみに、これらは車検証には記載されてませんので、あらかじめ確認しておきましょうね。
等級とは?
“等級”とは、ドライバーの優良度をはかる尺度です。無事故無違反に近ければ近いほど優良ドライバーというわけです。
しょっちゅう事故をしている方は、「事故をする確率が高い」ため、保険料を割増されていくという制度です。
〜等級別料率表〜
| 等級 |
割引率 |
保険を利用した場合の
来年度の変動率 |
| 20等級 |
-60% |
約5% |
| 19等級 |
-60% |
約5% |
| 18等級 |
-60% |
約12.5% |
| 17等級 |
-58% |
約7.1% |
| 16等級 |
-58% |
約19% |
| 15等級 |
-55% |
約11% |
| 14等級 |
-55% |
約22% |
| 13等級 |
-50% |
約20% |
| 12等級 |
-50% |
約20% |
| 11等級 |
-45% |
約27% |
| 10等級 |
-40% |
約33% |
| 9等級 |
-40% |
約50% |
| 8等級 |
-30% |
約29% |
| 7等級 |
-20% |
約25% |
| 6等級(新規) |
-10% |
約33% |
| 5等級 |
-10% |
約44% |
| 4等級 |
0% |
約60% |
| 3等級 |
+20% |
約33% |
| 2等級 |
+30% |
約23% |
| 1等級 |
+60% |
約0% |
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※ ノンフリート(所有台数9台以下)の場合。
※ 保険会社によって多少の差異があります。
この制度は、通常6等級から始まり、上は割引率60%の20等級まで、下は割増率40%の1等級まであるんですよ。
保険始期日から1年間事故をしなければ、来年度の等級が1等級上がり、保険料の割引率が数パーセント上がります。(つまり、数パーセント安くなるということです。)
事故を起こして保険金を請求することと、来年度の等級が3等級下がります。契約した保険会社の担当者にきちんと相談してから保険金を請求するのがベストと言えます。
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