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【第3章 8日目・9/18土】
11.車の特徴を照合する
yahooオークションで愛車に酷似した車を発見したサヤカ。
記憶の中の特徴を、オークションの写真と照合する。
(サヤカ談)

yahooオークションでみつけた「国産車Z」。色は、私の自動車と同じ濃紺。
ドアを閉めると重みのあるここちよい音を出し、「高級国産車」とシンイチにからかわれる、まさに私の「国産車Z」そのものだ。確信したのは以下6つの理由からだ。
1.色
オークションにかけられている国産車Z(オークション車)も、私の国産車Zも色が濃紺。
2.走行距離
私の車の走行距離は17,000キロと記憶している。それに対してオークション車が17,500キロだ。
マンション裏手の駐車場で盗まれたあと、若干動いたくらいの距離であれば、ほぼ一致するだろう。
3.内装
画面の写真で内装を見ると、自分が乗っていた自動車の内装と非常に似ている。写真で見る限り、オプションをつけて内装をいじっている様子はない。
4.シート
国産車Zの場合は革のシートと合成繊維のシートの両方からどちらかを選べることになっている。写真の車は革のシート、そして私の自動車も革のシートである。助手席にはシンイチがつけたたばこの焦げ跡もあるにちがいない。
5.タイヤのホイール
国産車Zをはじめ高級スポーツカーに乗る人たちは、タイヤを替えるケースがけっこうある。私の車は買った当時からノーマルのホイールとノーマルのタイヤだった。オークション車も同じノーマルなホイールとタイヤ。特殊なホイールやタイヤなどは使っていない。
6.そして、「わけあり」の記述。
これについてはシンイチに分析をまかせたいところだ。
さて、問題の出品者名は「naniwa999」。関西出身の暴力団員か何かだろうか。オークション入札までの「残り時間」はあと6日。落札日時は9月24日金曜日の午前零時だ。時間がない。いても立ってもいられなくなりシンイチに電話をする。
「あったの、私の車に似たのが」
時計は朝の4時をさしていた。時間を気にせずとにかく夢中になって探していたらしい。
「とりあえず今日シンイチの家にいくね」
今から6時間後の朝10時に、シンイチの家にいくことになった。
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