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【第3章 8日目・9/18土】
14.ボディーのキズが見えない
「自分の車に違いない」といいながら、確信をもてないサヤカ。
自分の車ではない可能性とは…?
(サヤカ談)
熱弁をふるうシンイチ。
…そこに水を差すようだが、言っておかねばなるまい。「私の車ではない要素もある」と。
「このオークションの写真だと、あのキズがみえないの。十円玉でつけられたような、ギザギザのキズ。あれかなり目立つと思うんだけど…」
「どのへんのキズだっけ?」
「右のリア扉からタイヤにかけて、グジャグジャグジャって。だいたい1メートル50センチくらいの細い線なの。光のあたり具合にもよるけど、車から2mくらい離れたところからも確実に見えると思うけど」
「確かにこの写真からじゃ、なんともいえないね。撮影の角度が微妙だもんな」
「あとは『抹消登録原本』と『譲渡証』があるって書かれているじゃない」
「それが仮に本物だったら、サヤカの自動車じゃないけど、プレートや書類を偽造している可能性もあるからね」
「あと、気になるのが抹消登録原本の年式。オークションのは平成11年になっているけど、私のは13年式だから…。ねぇ。聞いてる?」
私の話をまじめに聞いているのだか、聞いていないのだか、パソコンの画面にはりついていたシンイチが、あっと小さく叫んだ。
「本木からのメールだ。『naniwa999』からの回答が来たって!」 |
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